「今頃Kは何してるかしら。。?
天国でも浅原さんにからすのパンやさん、読んでもらっていたらいいのにな。。」
お子様のお母様から頂いたお手紙にこう書いてありました。
もう10年以上前のこと。
我が子を病院において帰らなければならないお母様には、
帰宅後の夜の様子の印象も強かったのかもしれません。
私も大好きだったこの絵本、病院でよく寝る前の読み聞かせに読みました。
Kちゃんからはよくリクエストがあって、寝る前に何回も何回も読んだね。
いろんな形のパンがでてくるから、どんなの作ろうか盛り上がったり
「ぼく、パン屋さんになろうかな?」って夢を聞いたり。
想い入れがありすぎて、買えなくなっちゃた一冊...
あの頃はまだ日本にグリーフケアなんて概念もあまりなくて、
頂いたお手紙にお返事も書けませんでした。
自分の気持ちも整頓できなくて。。
あの頃よりは成長できてるのか、私?と思うこともあるけど
転職して開業して、見えない道を歩こうとしてるから成長してると信じよう。
一冊の絵本とあのこ達から頂いたもの。
今も上手く言葉にならないのだけど、大切なもの。
ずっと変わらず、Kちゃんは私を支えてくれている。
グリーフケアってなんでしょう?
原点に戻るとき、必ず思い出すKちゃんとこの一冊です。
0 件のコメント:
コメントを投稿