「Rは、ちゃんとした人がいいの。」
そう泣いて訴えたRちゃんは、小学校一年生だった。
幼稚園の頃から、病気と闘っていたから病院生活はベテランで。。
生来の几帳面さとやんちゃさが混じって、
納得できないと処置をさせてくれない時があった。
看護師によっては、根競べに負けてしまって
“はいはい”とかつい言ってしまうこともある。
どうしましょう、駄目ですと、報告がきて
そんな後で“どうしたの?”と聞いたら、
大きな目に涙をいっぱいためて、言われた言葉だった。
「ちゃんとした人」は、
自分が駄々を捏ねているのではない、きちんと説明して欲しいだけなんだ。
あしらわないで欲しい。そういうことだった。
人として、相手に向き合うことの基本。
大切なことを教えてもらったひとりです。
今でもくじけそうになると、思いだす。
何事にも「ちゃんとした人」ちゃんと向き合う人で、いたいと。
グリーフケアってなんでしょう?
先に生き抜いた人たちは、例えこどもでも私の人生の師匠であります。
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